
この記事の要点
- ジェルはライトで硬化させて固め、マニキュアは溶剤が揮発して乾きます
- 一般にジェルは持ちが長くツヤが続き、マニキュアは手軽に始められて自分で落とせます
- 当店でお取り扱いしているのはジェルネイルです
ネイルを始めようと思ったとき、最初に迷うのが「ジェルネイルとマニキュア、どちらにするか」ではないでしょうか。名前は知っていても、何がどう違うのかは意外と説明されていないものです。この記事では、両者の違いを一般論として整理し、それぞれが向いている方をご紹介します。なお、当店でお取り扱いしているのはジェルネイルです。
そもそも何が違うのか
ジェルネイルとマニキュア(ポリッシュ)は、どちらも爪に色や質感をのせるものですが、固まる仕組みがまったく違います。
マニキュアは、液体に含まれる溶剤が空気中に揮発することで乾いて固まります。塗ったあとは、自然に乾くのを待つ必要があります。
一方ジェルネイルは、専用のライトを当てることで硬化する素材を使います。ライトを当てている時間で固まるため、待ち時間がほとんどありません。この「硬化させる」という点が、以下で述べるさまざまな違いの出発点になっています。
ジェルネイル
- ライトを当てて硬化させる
- 一般に 3〜4 週間程度が付け替えの目安
- 厚みとツヤが出て立体感のある仕上がり
- 硬化直後から触れるので待ち時間がない
- 落とすにはサロンでのオフが必要
マニキュア(ポリッシュ)
- 溶剤が揮発して乾く
- 一般に数日から1週間程度で欠けが出はじめる
- 薄く仕上がり軽やかな印象
- 完全に乾くまで時間がかかる
- 市販の除光液で自分で落とせる
持ちの違い
もっとも大きな差が出るのが、きれいな状態が続く期間です。
一般に、マニキュアは数日から1週間程度で欠けや剥がれが出はじめるといわれています。水仕事や指先を使う作業が多い方ほど、早く傷みやすい傾向があります。
ジェルネイルは、一般に3〜4週間程度が付け替えの目安とされています。これはジェルそのものが傷む期間というより、自爪が伸びて根元に隙間が目立ってくる期間と考えると分かりやすいでしょう。持ちを左右する日常の習慣については「ジェルネイルはどのくらい持つ?長持ちさせる7つの習慣」のコラムで詳しくご紹介しています。
仕上がりの違い
見た目にも、それぞれの個性があります。
一般にジェルネイルは、厚みとツヤが出やすく、立体感のある仕上がりになります。素材に粘度があるため、表面が自然に平らになり、ぷるんとした質感が生まれます。この厚みがあることで、ストーンやパーツを埋め込む、グラデーションをなめらかにぼかすといった表現もしやすくなります。
マニキュアは薄く仕上がり、軽やかな印象になります。ツヤはトップコートの状態次第で、時間とともにやや落ち着いてくることが多いようです。
爪の保護という観点
一般に、ジェルは硬化後にある程度の硬さを持つため、薄い爪や割れやすい爪を物理的に守る助けになるといわれています。当店のクリアは、色をのせずに透明なジェルだけでコーティングするメニューで、この保護の面を重視した選択肢です。
乾く時間・待ち時間の違い
マニキュアは、塗ったあと完全に乾くまでに時間がかかります。表面が乾いたように見えても内部はまだやわらかく、うっかり触れて跡がついてしまう経験をされた方も多いのではないでしょうか。
ジェルネイルは、ライトで硬化させた直後から触れても問題ありません。施術が終わればそのまま日常に戻れます。カバンから財布を出す、鍵を回すといった動作をすぐにできるのは、実用面での大きな違いです。
オフの方法の違い
落とし方も、まったく異なります。
マニキュアは、市販の除光液で自分で落とせます。手軽さという点では、これが最大の利点です。
ジェルネイルは、通常の除光液では落ちません。表面のトップコートを削ってから専用の溶剤を浸透させ、やわらかくなったジェルを取り除くという工程が必要です。つまり、自分で簡単に落とせるものではありません。
自分で剥がしてはいけない理由
一般に、ジェルを無理に剥がすと、爪の表面の層が一緒にはがれて薄くなりやすいといわれています。二枚爪や、その後のジェルの浮きの原因にもなります。詳しくは「セルフオフをおすすめしない理由と、どうしても外したいとき」のコラムをご覧ください。
当店では、ジェルオフのみ(自店)、ジェルオフのみ(他店)のメニューをご用意しています。他店で付けたジェルのオフにも対応しています。
それぞれが向いている方
ここまでの違いを、選び方の観点でまとめます。
マニキュアが向いている場面
- 数日だけ色をつけたい、イベントの日だけ楽しみたい
- 頻繁に色を変えたい
- サロンに行く時間がとりにくい
- 職場や学校の規則で、すぐ落とせる状態にしておく必要がある
ジェルネイルが向いている方
- 一度の施術で、きれいな状態を長く保ちたい
- 欠けや剥がれを気にせず過ごしたい
- 爪が薄く、割れやすいので保護したい
- グラデーションやアートなど、表現の幅を楽しみたい
- 乾くのを待つ時間を取りたくない
一般に、どちらが優れているというものではなく、生活の頻度と求める期間で選ぶものと考えるのが自然です。
当店でのご案内
当店でお取り扱いしているのはジェルネイルです。初めての方には、まずワンカラーやクリアといったシンプルなメニューから始めていただくことをおすすめしています。爪の状態や生活との相性を確かめてから、次回にデザインへ進む流れが安心です。
なお、ご来店時にマニキュアが塗られている場合は、ジェルが密着しません。ご自身で落としてからお越しいただくか、その旨をご予約時にお知らせください。ジェルをのせない、爪そのものを整えるメニューをご希望の場合は、ハンドベーシックケアもご用意しています。
まとめ
ジェルとマニキュアの違いは、固まる仕組みの差から生まれています。ライトで硬化するジェルは持ちとツヤに優れ、待ち時間がなく、そのぶんオフはサロンで行う必要があります。揮発して乾くマニキュアは手軽で自分で落とせますが、持つ期間は短めです。ご自身の生活のリズムに合うほうをお選びください。迷われている場合は、カウンセリングでお話を伺いながら一緒に考えますので、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問
マニキュアを塗った上からジェルをのせられますか?
いいえ。マニキュアが残っているとジェルが密着しません。ご来店前にご自身で落としていただくか、その旨をご予約時にお知らせください。
ジェルの上からマニキュアを塗ってもよいですか?
一般に可能とされていますが、落とす際の除光液でジェルのツヤが曇ることがあります。色を変えたい場合はご相談ください。
ジェルは自分で落とせますか?
通常の除光液では落ちません。無理に剥がすと自爪を傷めますので、サロンでのオフをご利用ください。
関連するメニュー
関連するコラム
ケアと持ちジェルネイルはどのくらい持つ?長持ちさせる 7 つの習慣ジェルネイルの持ちの一般的な目安と、日常で気をつけたい 7 つの習慣をまとめました。爪先の使い方、水仕事、保湿など、仕上がりをきれいに保つためのポイントをご紹介します。
メニューの選び方クリアジェルの魅力。カラーができない職場・学校でも色を付けないクリアジェルの魅力と、職場や学校でカラーができない方、爪を保護したい方、ネイル初心者の方に向いている理由をご紹介します。ケアとの組み合わせやお手入れの考え方もまとめました。
ケアと持ちセルフオフをおすすめしない理由と、どうしても外したいときジェルネイルをご自身で剥がしたりリムーバーで落としたりするセルフオフで起こりやすい爪のダメージと、サロンでのオフとの違いを解説します。やむを得ずご自宅で外す場合に避けたいこともまとめました。
メニューの選び方初めての方のネイル予算の考え方ネイルの料金が何によって変わるのかを、メニュー・長さ出し・アートの量・オフの有無という4つの軸で整理しました。予算の組み立て方と、抑えたいときの選び方を初めての方に向けて解説します。
監修: Lili Nail Studio公開